美術館を巡り、フィレンツェを思い出す


美術館のWEBサイトで、よく出来ているものを教えてください。 (… - 人力検索はてな


楽しい。こんな時間になってしまった。
今日はウフィッツィにどっぷり。大学の卒業旅行で行ったフィレンツェを思い出す。


http://www.arca.net/uffizi1/artista.asp?Autore=Sandro+Filipepi+called+Botticelli


自分はボッティチェリが大好きだ。マンガっぽい雰囲気を持った画風がいい。(個人的趣味。自分は美術のことを語れる人間ではない)
現代では違和感がないだろうけど、16世紀には特殊な部類で誰も真似ができない領域だったのかもしれない。そのくらいボッティチェリの絵にはマンガっぽさを感じる。近くで見れば見るほどマンガっぽい。

バチカンのシスチーナ礼拝堂の側面にあるボッティチェリ作の数枚の壁画が一番好きだ。イエスの生涯を辿った何枚もの絵の一部。絵巻なだけあって一番マンガっぽいから。


閑話休題


16世紀、ルネッサンスと言われた時代はどんなだったんだろうな。ルネサンスあたりにできたものは変なものが多い。フィレンツェなんかは変の固まりのような町だった。

サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(ドゥオモ)も変。なんじゃこのデカイ建物は!すげえ!って思うけど、やっぱり変だ。ゴシック様式らしいが、他にゴシック様式と言われる建物と似てない。むしろモスク。しかも、あんなでかい建物が一千年弱街のど真ん中に建っている。近辺は観光客と地元の人々でごった返し、観光客を除けば一千年弱変わっていないんだろう。


16世紀はルネッサンスの拠点であり、今は歴史的な役割を終えた街。そこにはルネッサンスと呼ばれていた時代にはあったであろう、人々が放つ熱は感じられず、むしろドゥオモの周りに常に差し掛かる影が冷たい。


そんな街が最高だ。・・・いや、財布掏られた事を思い出したから最高から1つマイナスだ。