主婦に言っても仕方がない

ぐわー。疲れたと日課のビールを飲みつつ増田。

俺が今感じてる閉塞感をリアルな言葉にしてやるよ

某大手国立大学卒業、25才、大手IT系企業に勤める優秀な社員が
今感じてる閉塞感をリアルな言葉にしてやるよ

誰か、聞いてくれ

聞いてしまったし、ちょうどそんな気分だったんで書く。ただし、あくまで大企業での仕事という観点から。
このお話を日本そのものにまで膨らませたり、ニートや主婦や天皇に言うのは間違っていると思うから。

一番のシワ寄せを喰らうのは実務者だ
現場でコーディングしてるやつだ

これは実務者の単価が安いから当たり前で、PM級の高給取りな役職の人にコーディングしてもらってはプロジェクトとして堪ったものじゃない。*1

なのに、困ったことに、なぜか、どうしてか
実務者も徹夜をして勤しむ
上の人間の無理を喜んで喰って、
無理なものを無理して吸収する
そしてたまに「頑張ったな」と言われて、喜んでる

徹夜ばかりはどうかと思うけれども、無理なものを無理して吸収し続ければいい。今は無理だと思っていることが、3年後には普通になっている。
というのも、大企業なら3年じゃ役職は上がらないから仕事の内容は変わらない。*2仕事の量やらレベルにバラつきはあるけれど、最初に感じた無理と実作業はあまり変わらない。
いずれ普通に「はい」と言えるようになるだろう。そこで「はい」を繰り返してると、きっとどんどん仕事の量が増えるだろう。すると量的に無理だと感じるかもしれない。当初のスケジュールから遅れるかもしれない。頭下げてスケジュールを調整しなきゃいけないかもしれない。でも、その仕事はきっとできるだろう。そして次はスケジュールどおりに終わらせることができるだろう。*3

そう。変わっていくのは、君も。かつて「無理」にしか見えなかった仕事が、今は「屁」にしか感じられなくなったりするんだよね。0x25歳の今では、25歳のあのときの「無理」がほんと笑い話だもんな。

404 Blog Not Found:YesなくしてNoなし

これは本当のお話です。*4

その繰り返しを3年くらいに続けて、無理と思ったことが実際には普通にできた時、「つまんね」とか「もっと違うことの方がおもしろそうだ」とか「こうすりゃもっと効率いいよね」と感じたなら、上司にもっと面白いことがしたいんで辞めますとか、プロジェクトを効率的に進めるような提言やら、言えるんじゃないだろうか。提言については、言って変わるかどうかはその上司次第だけれども。

俺が上司に投げかけたい言葉
「もっとプロジェクトのメンバーのことを考えてください。
 現場が疲弊しています、みんな苦しんでいます。
 これでは結果的に、あなたも含めて、誰も幸せになりません。」

ただ、これを上司に言ってしまうのも酷だと思う。そもそも、上司も始まりの時点でそうなるとは思っていなかったし、言ってもわからなかっただろうし、終わった後でも、その過程の実務者の困難やら工夫やらも理解できないだろうから。もちろん、わかるような上司やPMも居るだろうけど、そんな人は国内大手大企業にはほとんどいないだろう。そんな上司の直属になるのは、海外旅行で偶然に中学の友達に10年ぶりに会うくらいの可能性かもしれない。


みんな違う世界に住んでいる。


もし、大企業で社会人人生を過ごし切ると決心した場合、まずはこの認識を持てるかがスタートライン。そして、W杯が次に日本で開催されるまでには組織を良くしていこうという気の長さを持てるかかな、と思った今日この頃。

*1:しかも、実務者と同じかそれ以下のレベルで

*2:外資は知らないけど

*3:どんなことでも1つ1つから何かを得るんだ、というどん欲さを持って仕事した場合ね

*4:まだ0x25歳じゃないけど