弐千円が使われない理由

読売から。

 日本銀行が在庫として保管している2千円札が2006年度末で約7億2405万枚と、00年度の導入以来最高となった。

 これまでに製造された8億8000万枚のうち、06年度末の流通枚数は約1億5595万枚で、残る8割以上が日銀の金庫に眠っている計算だ。

2千円札、なぜ使われない?…日銀に8割の7億枚眠る

弐千円札は、初年度末(2000年度)で製造枚数が7億7000万枚。それから6年が過ぎ、製造枚数も流通枚数も増えてません。

日銀は「保管場所に困っているわけではないが、なぜこれほどまで使われないのか、正直なところわからない」と途方に暮れている。

2千円札、なぜ使われない?…日銀に8割の7億枚眠る

途方に暮れちゃってる、という話。

思い当たる原因はたくさんあるけど。前提として、弐千円除き、千円、五千円、一万円の三種で考えても、五千円は見る機会が少ない。では、何故時折話題になるのか。

  • 自動販売機で使えない
    • 五千円、一万円はあきらめムード
    • 弐千円は惜しい気がして悔しい
  • 店頭で弐千円を混ぜて支払うと、店員さんが計算しづらそう。明らかに戸惑う人もたまにいる。
    • 1+1、1+5(単位は千円)はできる。奇数どうしの計算は簡単
    • 1+10、5+10(単位は千円)も桁が上がるから簡単
    • 1+2(単位は千円)だと難しい?

2番目にもう少し踏み込むと、日本円は硬貨も1か5しかない。次は桁が上がる。そう考えていくと、「2」という単位が混ざると従来の円に慣れた人には扱いづらいのか。

無理矢理でもいいから、弐千円を大量に流通させておくと数十年後の日本人は適応できているのかもしれない。それか、20円か200円の硬貨を作る。


この理由も推してしておきたい。

おとなのおりがみ

おとなのおりがみ

ちなみに僕は弐千円札は好きです。裏面でのぞき見してる紫式部がチャーミングで仕方ないから。