キーボードの左側に何故Enterキーはないのか

僕は手を伸ばすのが面倒なので、あまりマウスを使いたくないんですが、今日は仕事で一部マウスで一部キーボードでという操作で延々と設定しなきゃいけない場面がありました。

僕は右利きなんで、キーボードで入力→右手でマウス操作となるわけですが、今日の作業はEnter押すためだけに右手を何回も往復しなきゃいけないわけで。かといって、左手をEnterに持っていくと昔の小室哲哉を彷彿とさせる奇妙な手の配置となり、ひどく微妙なので結局右手一本で作業を続けました。

で、思ったのはキーボードの左側に何故Enterキーはないのかってことなんだけど、何か理由があるんでしょうか。Caps Lockなんか付けてる余裕があったら、Enterキー追加した方がよかったんじゃないかと。そしてCtrlと場所を入れ替えてくれればなあと思いました。

そう思うなら自分好みに設定しろよって話になるけれど、常に自分専用のPCを使うわけじゃないんで、変に癖はつけたくないなとも思います。

何はともあれ、頭を動かす、手を動かす、足を動かす

前回のエントリを書いて、梅田さんのブログで引用していただき、自分の発言がトラックバックを通して多くの方々に読まれたことをまるで他人事のように思いながら、今更ながらブログってすごいねと実感しました。

梅田さんの一連のエントリを読んで、自分の思いや方向がクリアになった人、未だ悶々としてる人、色々な人がいると思うけれど、何はともあれ、頭を動かして、それに一段落ついたら、次は手を動かす、足を動かすことじゃないだろうか。対象の大小は違えども、何かしらのアウトプットを出す。

ちょうど1年前の今頃に、はてなの近藤さんが下のような名エントリを書きました。

はてなに入った技術者の皆さんへ - jkondoのはてなブログ

改めて紹介するほどでもないけれど、これを読んだ時はあまりの名文ぶりにくらくらしたのを覚えています。

でも、僕はこのエントリに対するdankogaiさんのエントリの方が好きだったりします。

404 Blog Not Found:はてなに入りたくても入れないみなさんへ#0
404 Blog Not Found:はてなに入りたくても入れないみなさんへ#1
404 Blog Not Found:はてなに入りたくても入れないみなさんへ#2
404 Blog Not Found:はてなに入りたくても入れないみなさんへ#3
404 Blog Not Found:はてなに入りたくても入れないみなさんへ#4

上記のとは別に、梅田さんがオプティミズム一杯のエールを僕らに届けてくれるたびに、それにdankogaiさんがパンチの効いた返事を返す。*1この2人の言ってる事は根幹では同じで、それが本エントリのタイトルにある、頭を動かした後は手を動かせよってことなんだと、僕は勝手に要約している。

梅田さんにエールをもらい、dankogaiさんに手を動かすことをの大切さを教えてもらい、近藤さんをはじめとするはてなのような会社が実際に行動しているのを見ることができる。

企業の枠内で閉じた世界ではなく、ブログを通じてネットを通じて世界を垣間見ることができるというのは、すごく重要なことだと思う。そんな恵まれた時代に、悶々としている人は考え悩み、手を動かし、行動に移り、アウトプットを出す。目の前にやるべき事がある人は、それに全力で取り組むことからでもいいし、とにかく自分の住む世界の対象にアウトプットを出し続ける。

「楽しんで、かつ、会社の業績に貢献する」ために自分が何をしなければならないかを常に意識していて働いた方が良いということ。今やっている仕事が会社にとって何の役に立つのかが理解できなかったり、やっている仕事がつまらなくてやる気が出なかったら、それはベクトルがずれはじめている証拠。そんな時は、がむしゃらに進まずに、一度一歩下がって、どこがずれているのかを確認・修正した上で再度取り組んだ方が良い。それでもどうしてもベクトルを合わせることができなかったら、転職を真剣に考えるべきだ。


 短い人生、上司から言われた仕事をその必要性も理解せずに苦しみながらやり続けるような生き方はあまりにももったいないし、そもそも会社はそんな人を望んでいない。理想形は、「あいつは好き勝手なことばかりやっているけど、会社にとってはなくてはならないヤツだ」と言われる存在になること。

そういうサイクルを繰り返すしていくと、自分と会社のベクトルが合っているかどうかもわかるだろうし、何よりも自分のベクトルがわかるかと思う。


今回は自分の考えをまとめるのには本当に良い機会でした。そして実際に文章でアウトプットしてみると自分の考えがクリアになる。この場を提供してくれたはてなにありがとう。

相も変わらずまとまりがないけれど、そろそろ会社行きます。

*1:話は逸れるけど、この2人が酒を飲んでる場に一緒に居たら相当楽しいだろうなといつも思ってしまう。

自分の好きなことの追求、向き不向きと向かい合うこと、そして大企業で働くということ

梅田望夫さんのエントリについて、ここ2日考えていた。仕事から帰り、さて意見をまとめようと思っていたら、続けざまにエントリが入っており、一読後にとりあえず寝た。起きたところで考えたまとまったわけではないが書いてみたい。

これらのエントリは、後半は対象も限られ始めたし、梅田さんも就活中、数年後に就職を迎える学生、そして新入社員に向けて書いていると思うが、好きなことや向き不向きを大して考えずに過ごしてきてしまった人たちには戸惑いもあるだろう。
しかも、そういった人たちには、自分は大企業向きではない、自分のやりたいようにやるからベンチャーが向いてるに違いない、という安易な結論を生み出しやすい面もある。

あえて書く必要もないだろうが、梅田さんのこれらのエントリは、自分の好きなことを追求し向き不向きと向かい合い、その上で大企業で働くことを選択するのが本当にベストかというのを問いかけてる。自分が大企業に身を置いていて、かつ、学生時代に真剣に好きなことを追求したわけでもなく、なんとなく就職したので、変なフィルタがかかって誤読も甚だしいかもしれないけど。

しかし、仮に好きなことを追求しているところで、社会、特に大企業が形成している村社会というのは学生からは本当に見えづらく、そこで自分の好きを追求できるのか、適応できるのかは、やはり入ってみないとわからない。わからないけど、ある程度の指針はあって、それが梅田さんが挙げた下のチェックリストのようなものだろう。

  • 与えられた問題(課題)を解く(解決する)のが好き。その問題(課題)を解く(解決する)ことにどういう意味があるかとかよりも、その問題が難しければ難しいほど面白いと思う。
  • Whatへの「好き嫌い」やこだわりがあまり細かくなくおおらか。一緒に働く人への「好き嫌い」があまりない。そして苦手(つまり「嫌い」)を克服するのが好き。
  • 尋常でない体力(特に何十年も長時間労働ができる持久力)を持ち、そこが競争優位になる世界が好き。
  • 匿名性を好む。「これは自分がやったことだ」というような意志表明(自分の名前で仕事をすること)にあまり興味を持たない。むしろ一人ではできない大きなことを仕事ではしたいと考える(たとえば世界中に普及する自動車の開発に関与したというようなことを好む)。
  • パワーが好き。政治的行動が好き。責任感が強い。いずれは組織の長になってそのパワーを行使することで何かを成し遂げたいと思う(社会貢献みたいな達成、共同体の家族も含めた幸福にコミットするとかも含めて)。
  • 組織の一員であることの「気楽さ」、「安心感を持ちつつ生活できる」ことが好き。
  • 短期決戦型勝負よりも長期戦のほうが好き。
  • 「巨大なものが粛々と動いていく仕組み」みたいなものが好き。工場が好き。プラントが好き。巨大建造物が好き。社会のルール作りみたいなこと(立法っぽいこと)が好き。
  • 「これが今から始まる新しいゲームだ」と「ルール」を与えられたとき、そのルールの意味をすぐに習得してその世界で勝つことに邁進する、みたいなことが好き。
http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20070402

更に、これらのチェックリストも適応しようと思えば適応できることが多い。さて、それでは何を基準に選択すれば良いのだろうか。

参考になるかどうかわからないけど、自分の経験を踏まえると次のような感じになる。対象がバラバラだけど、列挙してしまいたい。就職が数年後の学生には何も言うことはないし、自分は学生時代は適当に過ごしてきたので何も言えない。

  • 就活中の人へ。就活で大企業の人と話す機会もあると思うが、その会社が好きなんだなというのが滲み出ている人と話す。本音で話す。自分がこうしたいというのを伝える。本音で話していると大企業特有の没個性の文化を必ず感じることができる。そこで違和感を感じたら、おそらく大企業は合わない。
  • なんとなくIT系の大企業に就職した新入社員へ。今月は研修が多いだろうし、同期と飲みに行く機会も多いだろう。ただ、その間に真剣に自分が就職した会社を見つめる。会社の人を観察するでも何でもいい。自分がそこに居ることをイメージすること。そこで不安の方が勝ったら黄色信号かもしれない。直感でもいいから、この会社と自分は合わないと思ったら、本当に合わない。
  • 入社数年経ったが、自分には大企業は合わないとはっきりと感じている人へ。・・・そりゃ自分だ。省略。

これから先は大企業へ入社したが、自分には合わないと感じてしまった人へ。

大企業は一度入社してしまうと、否が応でも会社の波に巻き込まれる。合わないと感じても、とりあえず数年は頑張らないと転職するにも認めてもらえなさそうと思い、居続けることを選択する人もいるだろう。でも、数年頑張ってもおそらく充実感はない。(仮に社内での評価が良かろうとも)それよりも、好きを追求し続けている同世代と広がり続けるギャップにへこむ事の方が多い。

会社で好きなことができなかったら、帰ってから頑張ろうと考えても、大企業はそんなに暇ではない。頑張っても一日中好きに没頭している人にはなかなか追いつけない。

結局、合わないと早期に気づいた人はとてもラッキーで、思ったら即実行で辞めることだ。居続ける事を選択し、数年経ってしまった人は今からでも遅くない。


こうはいうけど、自分がまさに後者だったりする。大企業最大の魅力は人がたくさんいることで、素晴らしい関係を築ける同期もたくさんいることだ。その出会いは間違いなく人生でかけがいのないもであり、失うのは恐い。

しかし、それと自分の好きを追求することは別なんだ。自分は1977年生まれで今年で30になるわけだが、歳を重ねれば重ねるほど、自分の好きを追求できない環境で好きを追求するのは難しくなる。本当は難しくないけれど、歳を重ねると色々なものを抱え込んでしまうから、自分で難しくしてしまう。

結局、一番大事なことは自分の好きを真剣に追求すること、真剣に向かい合うこと、そこなんだと思う。その結果、大企業を選択すること、転職を選択すること、居続けることを選択すること、ベンチャーを選択すること、起業を選択すること、家業を継ぐこと、ニートになることなどなど、何を選択してもそれはきっとベストだ。一番残念なのは、全てをなんとなく過ごすことだ。

梅田さんの一連のエントリは、まだ社会に出ていない人には真剣に考える良い機会だと思うし、既に社会に入っている人にも改めて考える機会を与えてくれていると思う。

それにしてもNHK

受信料払ってる国営放送が観たいときに観れない。でも、YouTubeで観れちゃう。

著作権法違反と言う前に、今や当たり前になりつつあることを当たり前にすることがスタートだろう。


がんばってください。そして、再放送はいつ?w(・・・結局、見逃す気がする)

宮崎駿からプロとは何かを考えた

見逃していた「プロフェッショナル 仕事の流儀」の宮崎駿スペシャルをYouTubeで観る。前半だけだったけど、再放送がまだ決まらないみたいなんで我慢。


宮崎駿さんは、毎度インタビューではひねくれ発言が多いし、番組でも触れているようにテレビ嫌いってことらしいけど、今回はこんなに素直にプロフェッショナルなおっさんもなかなかいないんじゃないかと感じた。

普段の生活はもちろん知らないけど、一度制作に入ると何かを創作する時の生みの苦しみってやつが、日常生活の中に素直に溶け込んでいて、それが観ている人に伝わってくる。

大抵の人は、肉体労働が伴わないような知識生産型の労働、例えばプログラミングであったり、の場合に、宮崎駿のように日常に溶け込ませて生みの苦しみってのを表現できないんじゃないかと思った。

というのも、肉体労働は体を動かす分、何をするにも大変そうな空気は伝わるけれど、知識生産型の労働は、何を考えているのかは客観的になかなか見えないため、人に伝えるのが難しい面があると考えてる。(それに加えて、プログラミングって、こんなの自分がやりたいことじゃねーやら、めんどくせーやら、ネガティブな要素はビシビシと伝わってしまう)

その生みの苦しみっていうのが、日常に溶け込んでいて、それが客観的に伝わる、伝えることができるっていうのは、真剣に取り組んでいるからであり、終わりがない何かを作り出すという作業を日常に自ら溶け込ませているからであり、それがプロである。


プロってこういうもんなんじゃないだろうか、評価する方もされる方も。

4月1日なんで


ブログ内では必死なエイプリルフールエントリが飛び交っていますが、2007年度スタートということでブログを書きまくることにしたい。


最初はつまらないエントリを量産するのは目に見えているけど、それも1年後には笑えるように。

D40買ったらD40Xが出てた

今日、ヨドバシカメラに電球を買いに行ったついで、デジタル一眼レフコーナーに立ち寄り、気になっていた新発売なレンズ「AF-S DX VR ED55-200/4-5.6G」を物色した。

Nikon AF-S DX VR Zoom Nikkor ED55-200/4-5.6G ニコンDXフォーマット専用

Nikon AF-S DX VR Zoom Nikkor ED55-200/4-5.6G ニコンDXフォーマット専用

レンズのことなんてよくわからないけど、手ぶれ補正がついていて、この価格。価格が全て。素人万歳ということでウキウキしていたわけだけども。


触っている本体、感触的にD40なんだけど、値段が高い。あれれ?値上がり?


D40X?

Nikon デジタル一眼レフカメラ D40X レンズキット D40XLK

Nikon デジタル一眼レフカメラ D40X レンズキット D40XLK


何それ?新発売で1000万画素?


昔から散々悩んで物を買った1ヶ月後くらいに新型登場というのはあった。しかし、またあった。

でもまあ、画素数上がって連続撮影の性能が上がったくらいっぽいんで、いいやってことにした。


600万画素が1000万画素に増えて違いがわかる程の男じゃないんで。